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こんにちは、鈴木教平です。
突然ですが…満員電車に乗るのって、とっても嫌ですよね。
僕は現職(三重県の地域おこし協力隊)以前は東京でサラリーマンをやっていたので、毎日満員電車に揺られながら通勤をしていたんですが、それはもう辛い思い出として残っています。
まだ電車通勤で消耗していた頃の僕
会社に行くためにわざわざ朝早く起きて(本当はお昼前まで寝たいのに!)、せわしなくスーツに着替えたら、早歩きで最寄り駅まで向かう。
で、同じく通勤で殺気立っている人々の群れに混ざりながら、所狭しと人が並ぶホームまで足を進め、電車が来たら「物理的に」人が車内に入れなくなるまでギュウギュウに押し込まれる。
満員電車の中ではろくに身動きも取れず、駅に着いて乗り降りが起きるたびに乗客とぶつかり合う。車内は汗とオッサンの体臭で臭いしムワッとするし、足を踏んだり踏まれたりも珍しくありません。
そんな状態で何十分も電車に揺られ、ようやく会社に着いたと思ったら既にヘトヘト。そこから長ーい労働時間が始まるというのに、出だしは今日も最悪…。
都心に勤める会社員のあなたなら、きっとこんなふうに僕と同じ体験をしているのではないでしょうか?
「満員電車なんてもう嫌だ!!」ごもっともです。
徒歩通勤に切り替えたら毎日ラクラク!
しかし今は、東京で毎日満員電車に揺られるしんどい社畜ライフを卒業し、職場まで徒歩で通勤するようになったことで毎日が驚くほどストレスフリーになりました。
朝本当にギリギリまで寝ていられるし、職場のデスクに座った時にもまだ疲れていません。ギスギスした通勤ラッシュとは真逆に、自分のペースでゆったり歩きながら一日のスケジュールを考えることだってできます。
本当にびっくりするほど日々のサラリーマン人生が楽になったので、今回は「徒歩通勤に変えたことで得られた素晴らしさ」をあなたにも共有したいと思います。
通勤って、実はあなたのライフスタイルにとっても大きな影響を与えるんです。もしあなたが毎日の通勤電車に嫌気がさしていて、「会社行きたくないなぁ…」と少しでも考えているのであれば、ぜひ最後まで読み進めてください。
電車通勤時と徒歩通勤時のスケジュール、どう変わった?
東京で満員電車に揺られながら通勤していた頃の僕と、地方(三重県)でまったり徒歩通勤をしている今の僕との、一日のタイムスケジュールの違いを図にしてみたのでご査収ください。
【電車通勤していた前職時代】
【徒歩通勤している今の一日】
僕の前職は非常に忙しい会社で、毎日日付が変わる前後まで残業していました。平日の睡眠時間が十分に確保できないため、毎日眠いし疲れは溜まっていくしでかなりハードな日々。
そんな中、通勤と退勤で毎日計2時間が電車移動に費やされます。本当はその時間中も睡眠に充てたいのに、出勤時は朝ラッシュの満員電車に揉まれて疲弊し、退勤時は酔っ払いに囲まれた酒臭くてやかましい車内でウトウトする…という状況には心身ともにダメージです。
家から駅のホームまで歩く、満員電車に数十分間揺られる、駅のホームから会社まで歩く。これらの行為の全てにおいて足取りは重く(肉体&精神的疲労で)、電車通勤は「自分が社畜であると痛感する時間」と言わざるを得ませんでした。
しかし、今は状況が一転!家から職場までは徒歩5分足らずという距離なので、通勤が超絶楽々です。
平日の朝もゆったりと起きてから朝食を頂き、モーニングコーヒーを飲みながらニュースやTwitterを眺めたりして、定時の10分前までに家を出れば十分間に合う…という朝の余裕。
夕方も仕事が終わったらすぐ家に帰れるので、夕食の時間が遅くなることもないし、寝るまでの時間はゆっくりとプライベートを楽しむことができます。なんと人間らしい暮らし!
前職ではコンビニ飯で夕食を済ませることがほとんどでしたが、今では家でゆっくりと手作りのご飯を頂けるようになりました。地元で揚がった新鮮な魚で晩酌…なんて、この上ない贅沢!!

ビールと大量の刺身…至福っ!
さらに、一番違うところは「昼食も家に帰って食べる」ということ。これ、東京ではありえないですが、いま僕が住んでいる三重の田舎では結構当たり前なんですよ。平日の昼にも家族のだんらんがあるって素晴らしいことですね。
今の徒歩通勤に使う時間は一日約10分。電車通勤していた頃と比べると、一日あたり約1時間50分も通勤時間が削減されています。その分を睡眠や自由時間に充てることができるので、仕事もプライベートも万全の状態です。
本来、これが正しい生活リズムなんだと思います。わざわざ毎日、電車に乗る時間だけで1時間も2時間も消費していたらもったいないし、満員電車では心も身体も不必要に疲れきってしまいますよ。徒歩通勤、最高っすわ。
徒歩通勤で得られたメリットを列挙するよ
上記のとおり、電車通勤から徒歩通勤に変えたことで、色々と僕のライフスタイルにいい影響がありました。その一覧を列挙してみると…
・家でゆったり過ごすプライベート時間が長くなった
・身も心もスッキリした状態で仕事ができるので効率が上がる
・毎回の食事が時間に余裕をもって頂けるようになった
・本業の他に副業をする時間ができ、収入が上がった
・平日に友人や家族と話したり出かけたりする時間ができた
・疲労とストレスが大幅に減り、体調を崩すことが急減した
と、こんな感じで徒歩通勤はいいことずくめです。まあ僕の場合は、前職の忙しすぎる状態を脱出できたことも以上の効果を得られる要因としては大きいのですが…。
そうは言っても、徒歩通勤によって手に入った約1時間50分もの自由時間は想像以上に大きかったです。リラックスできる自由な時間が増えるので、日々のストレスも疲労も圧倒的に違いますね。
もし現職で毎日24時を回るまで仕事していたとしても、職場から数分で家に帰れてしまうので、入浴と歯磨きをしても午前1時には寝られます。
翌朝は8時までゆっくり就寝。朝ごはんを食べて支度して、9時の始業直前に家を出ればOK。お昼も家にすぐ帰れるから、眠かったら昼寝も自由。これなら決して辛くないと思います。
あなたもしんどい思いをしながら満員電車に揺られる日々から抜け出してみませんか?
実際に徒歩通勤を実践するには?
「そんな簡単に徒歩で通勤できるんなら苦労しないよ!」
あなたはそう思うかもしれません。すみません、僕もサラリーマン時代だったら間違いなくそう思ってますハイ。
それも無理ないですよね。だって、職場の近くの都心部(特に東京)って、めちゃくちゃ家賃高いですもんね…。
千代田区や港区、渋谷なんかに勤めている人だと、「会社まで徒歩で通勤できるエリアに住んだら、家賃だけで生活費が無くなるわ!」という意見が間違いなく多数派でしょう。
そこで私めから提案でございます。
地方に転職or転勤しなさい
もしかしたら大胆というか、「非現実的」、「バカにしてる?」なんて声も聞こえてきそうですが、僕はマジです。
家賃の安い地方都市や田舎町に職場を変え、歩いて通勤できるエリアに住む。これなら実現しやすいですし、確実に徒歩通勤の良さを実感できて毎日の仕事が楽になること請け合いです。
それに、意外とあなたが思っているほど、地方への転勤や移住、就職ってハードルが高いわけではないんですよ。
確かに都会と比べれば地方都市の仕事選びの選択肢は少ないし、日本のリーディングカンパニーやガッツリ経験が積めるベンチャー企業に就職できる機会は輪をかけて少ないですが、地域に根差した老舗企業や、ニッチ市場で世界的シェアを持つ優良企業など、意外と探せば色々と面白い求人もあるんですよ。
また、会社のある地域であれば普通に買い物や食事ができるお店は色々あるし、そうでなくても少し自転車や車で走って国道まで出たらロードサイド店舗がいっぱいあって、むしろ都心郊外の小さな駅の周辺よりも便利です。
もちろん大都会の都心部より空気は綺麗だし、自然は身近だし、新鮮な野菜や魚なんかも食べられるし、すごく精神的に豊かな暮らしができると思いますよ。
真剣に、あなたが電車通勤で毎日疲弊して「もう仕事嫌だ…通勤もしたくない…」なんて考えているのであれば、ぜひ徒歩通勤で豊かなライフスタイルを送れる地方での仕事を検討してみてください。
地方での仕事の一例(徒歩通勤ができる会社)
さて、果たして地方では実際にどんな仕事があるのでしょうか。地方での就職に少しでも興味をそそられたあなたも、さすがに不安は持っておられると思うので、面白い企業を例として挙げてみます。
「みえとこ」は三重県PRメディアですし、僕も三重県に住んでいるので、ここでは三重県の企業で例示させてください。三重は名古屋に近い工業都市&伊勢神宮を抱える観光都市なので、会社がいっぱいあるんですよ!
地銀(百五銀行、第三銀行、三重銀行など)
地方で就職するといったら、なんと言ってもウケが良いのは第一地銀ではないでしょうか。将来出世すればいいお給料が貰えますし、世間体は抜群です。
三重県であれば第一地銀の百五銀行や、それに次ぐ第三銀行、三重銀行といった複数の地銀があるので選択肢は幅広いです。もちろん、地元の信金や信用組合なども多く存在します。
銀行など金融機関のほとんどは街の中心部に立地しているので、生活にも便利です。かといって東京や大阪などと比べると家賃はグッと抑え目なので、問題なく徒歩通勤ができるエリアにも住めると思いますよ。
大手企業の支店
また、全国規模の保険会社や証券会社の支店も地方都市には多く存在しており、大手企業であれば47都道府県のほとんどに転勤の機会があると考えて良いでしょう。三重県でも北部の都会から南部の田舎まで、広域に複数の企業支店が立ち並んでいます。
また、全国紙や地方テレビ局といったマスコミの支店や、家電メーカーの工場も多いです。最近は下火ですが、テレビの「世界の亀山モデル」は三重県を代表する工業製品です。
こうした大手企業の支店には社員としての転勤だけではなく、ちゃんと現地で働ける中途採用の求人も公開されています。金融・メーカーで働いているあなた、転職のチャンスですよ!
ちなみに僕の友人は、以前家電メーカーの系列企業で働いていて、四日市市の勤務先まで自転車で5分の通勤をしていたみたいです。彼も元々神奈川県の都会出身なので「満員電車乗らなくていいとか超楽だわー」って言ってました。
地元発の有名企業
三重県で誰もが名前を知っている企業といえば、例えば肉まんの「井村屋」、ベビースターラーメンの「おやつカンパニー」、レストランや惣菜、松阪牛などを扱う「柿安本店」といったものがあります。
その他、一般に名前が知られていなくても、BtoBのニッチな市場で世界トップクラスのシェアを持っている企業があったり、地元ではたくさんの人が知っている地域に根差した企業(例えば三重交通など)も実は結構あるんですよね。
観光産業を支える企業
三重県の求人はおそらく製造業が一番多いと思いますが、さすがに伊勢神宮を抱える観光都市としての顔もあるため、ホテルやレジャー施設、旅行会社などの求人も多く見かけます。
伊勢志摩サミットで総理大臣らが使用したような伊勢志摩のホテルの数々、東海地方を代表する遊園地であるナガシマスパーランド、実は遊園地も併設されている鈴鹿サーキットなどなど、今後成長していく観光・レジャー産業もなかなか熱いです。
もちろん、まだまだ三重県で求人を行っている企業のタイプは色々あるのですが、これだけでも「意外と地方にも仕事は多い」ということがお分かり頂けるのではないかと思います。
言ってしまえば、地方に転職・移住を決意するよりも、毎日数時間も満員電車に揺られて通勤する生活を何年間もずーっと続けていく方がよっぽど現実離れした選択だと思うんですが、あなたはどう思いますか?
この記事で少しでも心動かされて、「満員電車で消耗するのはもう嫌だ!」と思うのであれば、まずは今すぐ、地元やなんとなく興味のある地方の求人情報を検索してみたら良いと思いますよ。
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